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流星のロックマン 攻略チャート SCENARIO1 1、コダマタウン 展望台の入口へ行く 2、てんぼうだい パーソナルページを作成する 3、てんぼうだい 展望台の奥へ進む 4、てんぼうだいの電波 機関車にタッチしてウェーブイン 5、機関車の電脳 電波ウイルスとバトル(3連戦) 6、コダマタウン すべての住人(5人)に話しかける 7、コダマタウンの電波 すべての住人(5人)のパーソナルページの「コメント」を見る 8、じどうしゃの電脳 ジャミンガーに話しかけバトル 9、コダマタウン スバルの家の前で委員長たちと会う 10、スバルの部屋 ベッドを調べて寝る 11、てんぼうだい 展望台の奥へ進む 12、コダマタウン トラックが暴走する 13、じどうしゃの電脳 コントロールパネルを調べてウイルスとバトル 14、トラックの電脳1、2 トラックの電脳2の最深部へ行きオックス・ファイアとバトル SCENARIO2 1、コダマタウン 左奥にいる子供(カイキ)に話しかける 2、てんぼうだい 宇田外に話しかける 3、コダマタウン ラジコンヘリを持っている男(トビヒコ)に話しかける 4、コダマタウン BIGWAVEの脇の自動販売機でジュースを買う 5、じどうはんばいきの電脳 ウィルスを調べてバトル 6、コダマタウン ビッグウェーブの脇の自動販売機を調べる 7、コダマタウン ラジコンヘリを持ってる男に話しかける 8、コダマタウン カイキの元へ戻り、ラジコンヘリを操作してボールを落とす 9、コダマタウン トラックの脇にいる天地に話しかける 10、スバルのへや ベッドを調べて寝る 11、コダマタウン バス停を調べてアマケンへ 12、アマケンがいかん 天地に話しかける 13、アマケンがいかん タワーの脇にいる天地に、もう一度話しかける 14、アマケンげんかん 天地にはなしかける 15、アマケンげんかん 科学館えの入場入口を調べる 16、かがくかん すべてのパネルとショーケース(9個)を調べる 17、アマケンげんかん 天地に話しかける 18、アマケンげんかん 左側のゲートを調べて、エレベーターで二階へ 19、へんきゅう室 研究室を見学する 20、かがくかん ぎじうちゅうツアーの受け付けに話しかける 21、ぎじうちゅう ぎじうちゅうにいるツアー参加者(7人)に話しかける 22、ぎじうちゅう ビジライザーをかける 23、ぎじうちゅう 地球を調べた後、案内役に話しかける 24、ぎじうちゅう 地球をしらべ暗証番号を入力する 25、てんじぶつの電脳 コントロールパネルを調べてウィルスとバトル 26、ぎじうちゅうの電脳1~3 シタッパーを倒し奥へ進む 27、ぎじうちゅうの電脳3 SCENARIO3 1、スバルのリビング 玄関へ行く 2、てんぼうだい 階段を登る 3、コダマタウン 再びヘイジ登場 4、コダマタウンの電波 ヘイジに近づく 5、てんぼうだい ピッチングマシンを調べる 6、コダマタウン カイキに話しかける 7、コダマタウンの電波 カイキのトランサーのコメントを見る 8、てんぼうだい ベンチを調べてカードを入手後、ピッチングマシンを調べる 9、ピッチングマシンの電脳 ボール型の装置を調べてウィルスとバトル 10、てんぼうだい ピッチングマシンを操作する 11、てんぼうだいの電波 ヘイジのトランサーのコメントを見る 12、スバルのへや ベッドを調べて寝る 13、スバルのリビング 玄関へ行く 14、てんぼうだい 機関車を調べる 15、けんきゅう室 天地に話しかける 16、かがくかんの電波 でんじはボールを破壊する 17、ぎじうちゅうの電波 でんじはボールを破壊する 18、アマケンげんかんの電波 でんじはボールを破壊する 19、けんきゅう室の電波 でんじはボールを破壊する(2個) 20、けんきゅう室 ミソラに話しかけた後、奥の扉から屋上に行く 21、コダマタウン スバルの家の前まで戻る 22、コダマタウンの電波 ミニゲームをクリアして、てんぼうだいの電波への通路付近へ行く 23、てんぼうだいの電波 ミニゲームをクリアして、エリア左下の広場へ行く 24、アマケンがいかんの電波 ミニゲームをクリアして、パープ・ノートとバトル(バトル後ミソラと ブラザーバンドを結ぶ)
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Q119(HG2) チョロQHG2に登場するボディ。モデルになった車は、スバル・スバル360。 名前 コメント
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【名前】ティアナ・ランスター 【出典】リリカル遊戯王GX 【声優】中原麻衣(「魔法少女リリカルなのはStrikerS」のラグナ・グランセニック、メガーヌ・アルピーノ) 【種族】人間 【性別】女性 【年齢】17歳 【外見】オレンジ色のツインテール、細身 【性格】 初対面や目上の人間への礼儀は忘れないしっかり者、逆に友人などには素直になれない面も見受けられる 【原作での設定】 機動六課フォワードの一人、スバルと共にスターズ分隊として前線に出ることが多い。 兄の死、そしてその死への周りからの反応が心に傷を作っており、それ故に暴走してしまうこともあった。 その傷を克服した後はフォワードメンバーの司令塔として成長した。 【『リリカル遊戯王GX』での設定】 本編終了後から数年、執務官補佐としてフェイトの下についている。 スバルとの新たなクロスシフト「クロスファイアバスター」を習得。 【面識のある参加者】 名前 呼び名 関係 高町なのは(sts) なのはさん かつての上司であり恩師 フェイト・T・ハラオウン(sts) フェイトさん 現在の直属の上司 八神はやて(sts) 八神捜査官 元機動六課の部隊長 ヴィータ ヴィータ副隊長 かつての上司 シャマル シャマル先生 管理局の医務官 ザフィーラ ザフィーラ はやての守護騎士の一人 スバル・ナカジマ スバル 士官学校以来の親友。 エリオ・モンディアル エリオ かつての同僚であり友人 キャロ・ル・ルシエ キャロ かつての同僚であり友人 ギンガ・ナカジマ ギンガさん スバルの姉 【技能・能力】 能力名 内容 魔法 自分の魔力を用いて起こす技能。特に幻術、魔力弾操作系に優れる。 デバイス操作 デバイスを扱う技能。特にクロスミラージュの扱いに優れる。
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0071年、4月29日 ミッドチルダ臨海第8空港 その日、この空港で大火災が起きた。 周囲はまさに火の海で、救助が難航していた。 しかし、 少女は泣きながら燃え盛る室内をただ歩き続けている。 周囲は炎と瓦礫で道は無い状態。 「お父さん……お姉ちゃん………」 少女は父と姉を呼ぶが誰も来ない。 かわりに小さな爆発に襲われた。 「きゃあっ!」 吹き飛ばされる少女。 地面に打ち付けられる体。 「……う………」 立ち上がるが体力は限界。 脳裏には絶望だけ。 「痛いよ……熱いよ………」 蚊の鳴くような声で助けを呼ぶ。 しかしその悲痛な声も、メラメラという炎の音に掻き消される。 「こんなのやだよ……帰りたいよ………」 だがその願いは、ガラガラという音に遮られ、 「…誰か……助けて………」 その声と同時に、背後にあった石像の足場が崩れた。 女神の像はその姿とは逆に、少女に絶望を与える。 「………っ!?」 少女は目を閉じた。 自分はこれに押し潰されるんだ、と。 しかし、いくら待っても倒れてこない。 不思議になり石像を見ると、そこには、 「…間に合ったか……」 男の人が石像を押し返そうとしていた。 「なのは、急げ!」 「了解!」 彼が叫ぶと今度は女の人が空から舞い降りてきた。 「よかった……助けに来たよ………」 少女の目の前に舞い降りた女の人は、「よく頑張ったね、偉いよ。」と言いながら肩を叩く。 少女は余程安心したのか、彼女を見ながら頷いた。 「もう大丈夫だからね……安全な場所まで一直線だから!!」 そういうと彼女は天井を見上げた。 「彼女は任せろ。」 「お願い、アムロさん。」 そういうと彼女は、天井に持っていたデバイスを構え、 「バリア展開。」 彼は薄い桃色のバリアを張った。 《上方の安全を確認》 彼女のデバイスがそういうと、彼女の足元に魔法陣が現れた。 《ファイアリングロック、解除します》 「一撃で地上まで抜くよ!」 《All Light、Load Cartridge》 そう言い合うと同時に、彼女のデバイスは二回リロード、さらに三つの翼が現れた。 「…………」 そのままデバイスを天井に向ける。 少女はその姿に見とれていた。 《Buster Set》 先端に魔法陣のようなものが現れ、魔力が収束される。 「ディバイン………バスターーッ!!」 収束された魔力は一直線に解放され、天井を貫いた。 「…少し強すぎは無いか?」 少女を抱き抱えている彼は彼女にいった。 「にはは……やっぱり?」 「また出力を適当に………」 そういいながら彼は通信をつなげる。 「こちら教導隊01並びにロンド・ベル01、エントランスホール内の救助者、少女一名を救助した。」 『……ありがとうございます。さすが航空魔導師のエース・オブ・エースと白い英雄ですね!』 「はは……そんなのは飾りだよ。」 「西側の救護隊に引き渡した後、すぐに救助活動を続行しますね。」 『お願いします!』 そういうと通信が切れた。 「行きましょう、アムロさん。」 「了解だ。」 そうして彼等は空を飛んでいった。 第02話 試験、スバルとティアナ 0075年、4月 ミッドチルダ臨海第8空港近隣廃棄都市街 廃ビル屋上 ビルの屋上に立つ少女。 青い髪に白いハチマキ。 ローラーブーツを履き、右手には特殊な篭手。 その場でシャドーボクシングをする彼女の近くにもう一人。 オレンジの髪にハンドガン。 静かに自分の銃をメンテナンスする少女。 スバル・ナカジマ ティアナ・ランスター この二人である。 「…スバル……あんまり暴れてると、試験中にそのオンボロローラーがいっちゃうわよ?」 「ティア~……やなこと言わないで~………」 そんなやり取りをしながら試験に備えていた。 あの事件から4年……… 「…………」 あの時、なのはとアムロに助けられた少女、スバルは意気揚々としていた。 「……やけに上機嫌だけど……何かあったの………?」 「え?」 「さっきからニコニコしてるけど……大丈夫?」 「だだっ、大丈夫大丈夫!」 顔に出ていたようだ。 正直スバルは、なのはに近ずけることがとてもうれしいのだ。 そんな事をしていると、通信パネルが現れた。 そこには白い髪をした女性が写っていた。 『おはようございます!さて、魔導師試験受験者さん二名!揃ってますかー?』 少し抜けたようなゆるい喋り方で二人を確認する。 「「はい!」」 それに対して、元気よく返事を返す二人。 『確認しますね?時空管理局、陸士386部隊に所属のスバル・ナカジマ二等陸士と………』 「はい!」 『ティアナ・ランスター二等陸士!』 「はい!」 『所有している魔導師ランクは共にCランク。本日受験するのは陸戦魔導師Bランクの昇格試験です!間違いないですねー?』 「はい!」 「間違いありません。」 『はぁい!本日の試験官を勤めますのは、私、リィンフォースⅡ(ツヴァイ)空曹長です!よろしくですよー!』 そういってリィンフォースⅡは敬礼をした。 それに合わせて、二人は敬礼しながら「よろしくお願いします!」とこたえた。 同時刻 試験場上空 そのようなやり取りを上空のヘリから身を乗り出して眺める人影。 「おぉ?早速始まってるなぁ?リィンもちゃんと試験官してる。」 関西弁の女性、八神はやて二等陸佐に、 「そんなに身を乗り出すと危ないぞ?」 そういった男性、アムロ・レイ一等空尉。 「そうだよ、窓全開だと危ないよ。モニターでも見れるんだから。」 金髪の女性、フェイト・T・ハラオウン執務官の三人だ。 「はーい。」 はやては素直に答え、窓を閉め席についた。 同時にモニターが現れる。 「この二人がはやての見つけて来た子達だね?」 「うん。二人ともなかなか延び白がありそうなええ素材や。」 「確かに、いい感じがするな。」 「そうやろ?」 アムロの発言に満面の笑みで帰すはやて。 「今日の試験の様子を見て、行けそうなら正式に引き抜き?」 フェイトがそうはやてに聞いた。 「うーん……直接の判断はなのはちゃんやアムロはんにお任せしてるけどな。」 そう笑顔で返すハヤテ。 「そっか……」 「配属が決まれば………」 「……!?、聞いてないぞはやて!?」 と突然聞き返す。 「直接の判断はなのはだけだったはずだ。」 「そりゃそうよ?アムロはんは今決めたんもの?」 「そういうのは先に言ってくれといってるだろ!?」 「いやぁ……ニュータイプの勘で解るかなぁと思うたんよ。」 満面の笑みで返すはやてにアムロは頭を抱えた。 「はは………」 その姿を見てフェイトが笑う。 「まったく……昔から変わらないな君達は………」 アムロは返すが、 「それはアムロさんもでしょ?」 「確かになぁ。見た目も恰好も合ったときから全然変わっとらんし。」 さらに返された。 「……………」 やっぱり彼女達にはいつまでたっても勝てそうにないようだ……… 同時刻 廃ビル内部 ピッ、ピッ、 モニターを触る音が誰もいないビルに響く。 《範囲内に生命反応、危険物の反応はありません》 彼女のデバイス、レイジングハートは情報を読み上げる。 《コースチェック、終了です。》 「うん、ありがとう、レイジングハート。」 そのまま監視用サーチャーと障害物を確認し、レイジングハートに語りかける。 「私たちは全体を見てようか。」 《Yes My Master》 試験の説明を終えたリィンは、 『…何か質問はあるですかー?』 と聞く。 その問いにスバルは悩むが、ティアナがスバルを見て、「ありません。」と答えた。 それを見たスバルも同様に「ありません!」と力強く答えた。 『では、スタートまで後少し!ゴール地点で会いましょう!』 リィンは最後に『ですよ。』といった。 同時にモニターがスタートのカウントダウンに変わった。 身構える二人。 表示されている物が、電子音と共に消え、何も無くなると同時に甲高い電子音とStartの表示に変わった。 試験の始まりである。 「おぉ、始まった始まった。」 「お手並み拝見……と………」 ヘリの中の二人はモニターを見るが、アムロだけは違った。 「アムロはんもモニター見ぃや。」 はやてが誘うも、 「いや、俺は現地の上空で見る。」 そう告げて三つのデバイスを持った。 一つ目は右手に持つベルカ式近距離格闘型デバイス。 二つ目は左手に持つミッド式中距離射撃型デバイス。 三つ目は下を向け背中に背負うミッド式遠距離射撃型デバイス。 ある事件から今まで使い続けてきた量産型デバイスだ。 「え……何でですか?」 フェイトが聞くがすぐに、 「ニュータイプの勘ってやつやろ?」 はやてが茶化す。 「いい加減茶化すのはやめないか。」 「はーい。」 そうはいったが、実際は勘である。 だが、これが後々助けになるのであったが……… 「リボルバーシュート!!」 標的が潰れる。 「よし!」 スバルはあっという間にビル内の標的を全て叩き壊した。 スバルは、外に出たと同時にティアナと合流した。 「いいタイム!」 「突然!」 そのまま次の目標に向かった。 『うん、いいコンビだね。』 「そのようだ。」 上空のアムロは目で二人を追う。 『どうやろか?最速記録保持者はん?』 「だから茶化すな。」 確かにいい腕でいいタイムだとは思う。 しかし……… 『……やっぱり、難関の大型オートスフィアが………』 「そうだな……やはりそれが問題か………」 『これが出て来ると受験者の半分以上が脱落する事になる最終関門。』 「あの二人にクリアできるかが問題だろう。」 ただしアムロは自分を囮に遠距離デバイスを遠隔射撃、後方から近距離で打ち込む戦法で物の15秒で撃破した。 『さすがは記録保持者はん。言うことが違いますわぁ~!』 「……通信切るぞ………」 『わぁぁ待って待って!』 上空で眺めている限りでは、相当いい戦いかたをしていた。 現に今、ティアナのアンカーガンを囮にする作戦はとてもいいものだった。 「…なかなかのものだな………」 動きには少なからず無駄があったが、予想以上に少ない。。 『確かに、延び白のありそうな二人だね。』 「ああ、だが………」 『最終関門だね………』 フェイトが先にいうが、それではない。 「いや、まだ撃ち漏らしがある。」 『え……?』 「オートスフィアがまだ一つ残っている。」 「スバル防御!」 ティアナはスバルに叫んだ。 「え?」 そう、残っていたオートスフィアがスバル目掛けて発砲してきたのだ。 「くっ………」 二人は素早く回避をする。 しかしティアナは反撃をしようと銃を構えた。 が、 「あぁっ!」 足元の段差に気がつかず、思いきり転んでしまった。 「ティア!」 だがティアナはそれだけでは動じず、咄嗟にその場を転がり敵の攻撃を回避。 さらに反撃してスフィアを撃ち落とした。 が、 突然モニターが消える。 「………?なんや?」 「サーチャーに流れ弾が当たったみたい……」 『アムロはんの勘が当たったみたいやな?』 「そのようだ。」 上空のアムロはそのままもう一人の監視役に通信をつなげた。 「…聞こえるか?」 『あ、アムロさん。トラブルか何かあったのかな?』 「わからないが、とりあえず君も上がってくれ。」 『了解。』 そういって通信を切った。 「…最終関門は抜けられない………」 「ティア………」 「私が離れた位置からサポートするわ、そしたら……あんた一人ならゴールできる………」 「ティア!」 「うっさい!」 先程まで、あんなに仲が良さそうだったのが一変、言い争っている。 「……はぁ………」 スバルの方は素直で優しい性格。 しかし、 「ティアナ・ランスターは…少々話し方に問題があるようだ………」 確かにスバルの為に自分をおいていけと言っている。 だが話し方はほぼ暴言に近い。 これについてはなのはに言っておくか……… 等と考えているうちに、 「……ん?話がまとまったか。」 結果的には二人で行くことになったようだな。 「……はやての言っていた『ツンデレ』…という奴か………」 …………… いけない……… はやてに毒されているようだ……… 残り時間は3分をきった。 「さあ……どう切り抜けるか………」 と言っていると、コース上にティアナが一人走っている。 しかし妙だ。 別に特別早いわけでもなく、まるで狙ってくれと言わんばかりに道のど真ん中を走っている。 と、そこに大型オートスフィアの射撃が着弾した。 『直撃!?』 はやてが声を上げるが、 「いや………」 さらによく確認する。 すると物影にティアナの姿。 「……なるほど」 『フェイクシルエットか………』 そう、ティアナは囮になっているのだ。 「ということは………」 近くにスバルがいるはずだ。 あの装備からして地上を走っているはず。 そう思い地上を眺めるが、その姿はない。 かわりに空に青い帯状の物体。 この時、アムロは知らなかった。 彼女の特殊魔法、『ウイングロード』の存在を。 その道を走る少女の存在を。 そして……… 「ディバインバスタァァーッ!!」 彼女の一撃必討の技を。 数分後 ゴール地点 そこには一人の……… いや、一人の人と一人の妖精(?)が二人のゴールを待っていた。 「どうでしたー?アムロさん?」 「力量、戦術、行動力………全てが合格ラインだ。」 一足先にゴール地点で待っているアムロは、冷静に成績判断をしていた。 「後は時間だけですね~……」 「そういうことだ。」 等と話していると。 「……ん?」 「あ!来たですねー?」 そこにはティアナを背負ったスバルの姿。 「なるほど、これなら時間内に二人ともゴールできるな。」 等と判断していると、ティアナは最後のターゲットを撃ち壊す。 「はい!ターゲットオールクリアです!」 「だが時間が………」 見ると後10秒前後。 するとスバルはさらに速度をあげた。 だが、 「……あ、なんかチョイヤバです………」 「……はぁ…止まること考えてなかったな………」 等と頭を抱える。 「「うわあぁぁぁぁぁ!!!!」」 もう既に二人の悲鳴が聞こえる距離。 「リィン……下がれ………」 下がると同時に電子音が響く。 ゴールした。 が、 「「あぁあぁぁぁぁぁ!!!!」」 そのままゴール先の残骸に一直線。 「…ふぅ……アクティブガード、ホールディングネットもかな?」 《Active guard at Holding net》 激突、 衝撃、 その反動で約一名が宙をまう。 「うわぁぁぁぁ!?!!」 落ちる。 浮遊魔法も使えない彼女は落ちることを覚悟した。 が、 「……大丈夫か?ティアナ・ランスター?」 すぐさま助けに入った魔導師に助けられた。 「うぅ………」 逆さまになっているスバル。 そこに、 「んーもー!危険行為で減点です!」 小さな妖精。 もとい、 リィンフォースⅡ空曹長が声を張り上げた。 「頑張るのはいいですが怪我をしたらもともこもないんですよー!そんなんじゃ魔導師としてはダメダメです!」 小さ……と思ってると、 「そこまでだ。」 「にはは…まあまあ。」 「?」 スバルは体を戻し聞き覚えのある声のした方向に目をやった。 「ちょっとびっくりしたけど、無事でよかった。」 「まあ、何とかだがな。」 そこには、当時と同じ姿の二人。 さらには当時抱えられていた自分の場所にティアナが抱えられていた。 「リィン、彼女に怪我の治療を。」 「はいです!」 「すみません空尉………」 そういってティアナは治療を受け、 「とりあえず、試験は終了ね。お疲れ様。」 というとネットが消え、ゆっくりと地面に下ろされた。 「リィンもお疲れ様。ちゃんと試験官できてたよ。」 「わーい!ありがとうございますなのはさん!」 「よくやってくれたな。リィン。」 「アムロさんもありがとうございます!」 やり取りが終わると、二人はバリアジャケットから制服姿にかわった。 なのはは白と青の服。 アムロは青を基調とした服に。 「……なのはさん…アムロさん………」 不意に口から出た言葉。 「うん……?」 「あっいえ!その!高町教導官!あっ…一等空尉!」 素早く気を付けをして言い直す。 目の前にいるのは憧れの人。 「なのはさんでいいよ?みんなそう呼ぶから。」 そういいながら近づき、 「4年ぶりかな……背、延びたね、スバル………」 といった。 「あのっ…えっと…その………」 なぜか泣きじゃくるスバル。 「また会えてうれしいよ。」 そのスバルを撫でてやるなのは。 二人の再開の瞬間である。 「いいんですかー行かなくて?」 リィンがティアナを治療しながらアムロに問い掛ける。 「別に構わないさ。彼女の憧れは俺じゃなくなのはなんだからな………」 そういって軽く笑った。 前へ 目次へ 次へ
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個別操作の成績(ダリフラ戦除く) 打率=安打/打数(打席数-四死球) 個別操作 打席 安打 二塁打 三塁打 本塁打 四死球 犠打 打率 打点 出塁率 長打率 備考 金木 45 23 6 2 10 7 0 .605 21 .667 1.658 ホーム帰還成功3失敗1敬遠4、盗塁失敗1エラー出塁1 入江 47 24 7 0 9 7 0 .600 24 .660 1.450 ホーム帰還成功2失敗1併殺1、敬遠6 真島 3 0 0 0 0 0 0 2 盗塁成功11失敗1本盗成功2失敗1ホーム帰還成功2 ヘイロー 20 5 4 0 1 0 0 .250 4 .250 .600 バント失敗1 晴 45 14 2 0 1 3 0 .333 7 .378 .452 盗塁成功2失敗3ホーム帰還成功1 八幡 44 8 2 0 0 0 1 .182 5 .178 .227 犠牲フライ1、走塁失敗1 燕 44 14 3 0 6 7 0 .378 10 .477 .946 ホーム帰還成功1エラー出塁1、敬遠3 のどか 47 20 2 0 6 1 0 .435 12 .447 .870 併殺1、エラー出塁1 ヴァン 36 6 2 1 0 3 0 .182 3 .250 .303 併殺1、バント失敗2熱烈ファンブルで怪我ホーム帰還成功1エラーによる失点1 夏候惇 26 9 2 0 1 1 0 .360 1 .385 .560 熱烈ファンブルで三振死球 ぷにえ 22 7 2 0 4 8 0 .500 6 .682 1.500 敬遠8、熱烈有利1 朝潮 11 5 1 1 1 1 1 .500 7 .500 1.100 犠牲フライ1、熱烈有利1 システィ 22 2 1 0 0 0 0 .091 3 .091 .136 エラー出塁1ヒット1回取消 たま 12 0 0 0 0 1 0 0 .083 バント成功1 スバル 4 0 0 0 0 1 0 0 .250 ヴァンの熱烈ファンブルで自動アウト1 個別操作 投球回 失点 被安打 自動操作時の成績 備考 システィ 55 13 46 29失点 四死球6、けん制死6、敬遠13暴投でエラー進塁1 たま 30 5 16 7失点 四死球1、敬遠5 スバル 10 4 7 9失点 四死球4、敬遠1 自動操作の成績(ダリフラ戦除く) 氏名 結果 氏名 結果 氏名 結果 氏名 結果 金木 16打点、HR5本 入江 8+1or2打点、HR2本 真島 ヘイロー 9打点、HR1本 晴 9打点、HR1本 八幡 15打点 燕 10+1or2打点 のどか 9打点、HR2本 ヴァン 17打点、HR4本 夏候惇 8打点 ぷにえ 朝潮 システィ 8打点、HR2本 たま スバル 2打点、HR1本 投手成績(2年目4月〜3月の魔徳戦までの成績)S=セーブ H=ホールド 春〜夏 秋 3月 合計 システィ 8勝3S 9勝 2勝1敗 19勝1敗3S たま 5勝1敗2S 2勝1敗1S1H 1勝1S 8勝2敗4S1H スバル 6試合出場 2勝1敗1H 2勝1敗1H 総合 13勝2敗5S 11勝1敗1S1H 5勝2敗1S1H 29勝5敗7S2H 5敗(ダリフラ・強苦実・パッショーネ・小田原・魔徳) ダリフラ戦は敗戦イベントだから個人成績にカウントせず 防御率(2年目4月〜3月の魔徳戦までの全試合) 登板回 失点 防御率 システィ (4月〜3月) 197回 46失点 2.10 たま(4月〜3月) 82回 19失点 2.09 スバル(秋〜3月) 31回 13失点 3.77 登板回などはおおよそで計算 防御率は小数点第3位を四捨五入 先発成績(4月〜3月) 先発回数 先発時の勝敗 先発時の失点数 無失点回数 備考 システィ 23回 19勝1敗 29失点 11回 ダリフラ戦除く たま 7回 6勝1敗 7失点 5回 ダリフラ戦除く スバル 3回 2勝1敗 9失点 0回 継投成績(4月〜3月) システィ 3S ⇒宛宇摩・戸賀(春)・戸賀(夏) たま 2勝1敗4S1H 2勝⇒ブリーチヶ丘・任天堂 1敗⇒強苦実 4S⇒嵐脳(春)・SAGA・ランダム山田・神樹栄 1H⇒琴葉 スバル 6試合出場1H 1H⇒神樹栄
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【名前】 緒方漣(おがた・れん) 【ニック】 Ren 【位階】 塔 【生年】 1980年 【性別】 男 【表の顔】 ARW所属ゲームプログラマー 【裏の顔】 隠者 【PL】 10 MYOU 【データ】 http //www.trpg.net/online/majyuu/char/kight/RM16.htm#9 【イメージ】 http //fimg.freeml.com/data/photo/60/62/4436062/ l_9dd177ab51fedd8ffe790c17c792664b13de3991.jpg 【参考】 <<2013年9月>> ・月見イベントにて琴音有希と識嗣真昼にARW仕事斡旋&闇系子供保護育成についてコンタクトを取る。 ・BARでルシアに<白い球体>解析依頼をする。<白い球体>については下記参照。 ・騎士団本部にて騎士情報とトリスタン依頼情報を調べるが人物画に該当する存在を見つける事はできなかった。 ・ダエグの使用時間限界を超えると気絶する事が判明。 ・成長老化現象が止まりつつある事に気付く。 ・2011年6月からARWでのスバル行方不明騒動は絶望的として沈静化している。表面上、レンは寡黙になっている。アサコは<白い球体>を解明しようとしているが、挫折気味。 ・レン、ミチル、スバルのアトリエ掃除中、知らない人物画を発見。 *20090418のジュエル・コレクター~フェザリックインクルージョン・エメラルド~に登場したNPCルカルド・ザ・グリーンアイ。スバルは彼と交友があったが、レンやアサコはそれを知らない。 ARW:長編ゲーム、SFRPG「TOWER of ETERNAL 2」 発売。 「TOWER of ETERNAL」MMO化発表。 【スバルデータ】http //www.trpg.net/online/majyuu/char/hk/hk028.htmlhttp //www40.atwiki.jp/majyusupo/pages/33.html 【スバルイメージ】 http //fimg.freeml.com/data/photo/60/62/4436062/ l_dc2c17602476d196c51d2340bef14b66e01bd60a.jpg 【スバル&アンスールと<白い球体>について】 ・一般人であった庚昴(かのえ・すばる)の遺伝子情報を異世界<オセル>のオーバーテクノロジーで変異・調整・強化したのが<女帝>の騎士スバル。その生体・行動ログ情報などをすべて管理していたのがガーディアン・アンスール。 ・スバルロスト後、レンとアサコはアンスールから<オセル>を警戒する事と<白い球体>を守る事をメッセージで頼まれただけで、それが何を意味するのかは分からない状態。 ・アンスール行方不明の現状ではレンとアサコには騎士スバルの情報は何もわからない。ゆえにスバルと<白い球体>の関連性を確信できない状況。 ・騎士スバルと遭遇し、騎士の能力などでスバルの生体情報を特定できる、もしくはなんらかの方法でスバル個人を認識できる騎士ならば、スバルと<白い球体>の類似性を指摘できる可能性がある。 ・レンの調べでは<白い球体>は蛹のような状態で、人間一人分の<身体>の遺伝子情報に似た溶液が内包されているが、<記憶>がない。なんらかの方法で蛹から羽化する事ができた場合、記憶を持たない人間に似た成体が生まれると思われる。 ・<白い球体>は現在、アサコが関与している最新鋭の科学研究施設で解析中。アサコの部下である中村が一括対応している。 ・科学では限界を感じているのか、アサコはオカルト方面を勉強中。その道筋で関わった法的加護の無い未成年達を保護している。 【簡易戦歴】 [20110820 DB-314 水断姫] “水帝”剛水剛人、<悪魔>泰辺可成と参戦。 [20110924 DB-316 魂奪妃]<力>ルシア・クリスティア・西條、<星>三笠ムツキと参戦。 [20111126 DB-319 学園の魔女(12の魂)]<皇帝>佐山悠人、<世界>月島美冬と参戦。 [20120114 DB-323 兎打鬼]“女王”琴音有希、<世界>月島美冬と参戦。 [20120303 DBK-6 解放の魔獣王 学園の魔女(最終話)]“那咤”識嗣真昼、<恋人>内田勇気、<皇帝>佐山悠人と騎士団本部で話し合う。 [20120317 DB-328 影像爺(首級)]<死>魔王かずみ、<星>三笠ムツキと参戦。 [20120804 DB-337 電奪騎(意識不明)]“氷眼”氷室静、<正義>片瀬川順平と参戦。 [20120922 DB-340 群爪獣(気絶)]<星>上杉暁、<力>ルシア・クリスティア・西條と参戦。 [20130119 DB-347 汚毒鬼]<正義>片瀬川順平、<星>上杉暁と参戦。 [20130301 DB-351 妖斬鬼]<悪魔>鴉丸煉、<悪魔>泰辺可成と参戦。 [20130810 DB-361 美醜鬼]“迅雷”羽遠瞳、“神喰”クローズと参戦。 【BAR遭遇】 20110922 琴音有希・氷室静・泰辺可成・・・アンスールの行方については諦める。 20120720 月島美冬・内田勇気・上杉暁・識嗣真昼・アリア・琴音有希・ルシア・クリスティア・西條・・・人物画について確認するも不発。ルシアに白い球体解析依頼。 20130101 クローズ。 【イベンド】 [20130907 月見]識嗣真昼&凛音・氷室静・クローズ・琴音有希・御堂熊五郎(会話無)・・・真昼・凛音・有希とスバルについて確認を少々。 【キャライメージ】 ・レン(緒方漣) CV:神奈延年 イメージ曲:Little thing 「Good Night」 ・ミチル(時任ミチル)CV:水樹奈々 ・アサコ(嵐朝子) CV:矢島晶子 ・中村 CV:小山力也 ・スバル(庚昴) CV:朴 王路美(ぱく・ろみ) ・アンスール CV:古谷徹 ・ホクト(庚北斗) CV:野島裕史 【外見】 ●ノーマル:黒髪天然パーマの長身痩躯な眼鏡青年。二十代後半から三十代前半と認識される日本人男性。ノーマル時では予知頭痛以外能力等まるでない一般人(肉体、魂)レベル。 ○ダエグモード:擬態解除されると、頭髪以外は白一色となり、フードと帯状パーツが付いたローブ姿になる。どう見てもSF人外風。 【言動】 ●ノーマル:物怖じせず冷静さを保とうとはしているが、元は裏&闇世界とは無縁の超一般人なので、人外&異能を見ると驚く。だが立ち直りも早く、直情的な面もあり、根はツッコミ属性。非暴力主義ではあるが、攻撃されれば遠慮はなくなる容赦の無い面も。TPOによって一人称は変わる。 ○ダエグモード:恐怖、動揺といった戦闘に不必要な精神的揺れが一切なくなる。 【服装】 ポイントとして赤色を含んだシンプルでタイトな服装を好む。 スバルの形見となったヒビの入ったブラックリングは気分によって身につける場所を替えているが、手の場合は中指にはめている。 【心情】 ノーマル時では、いろいろと思う事もあるが、ダエグモード時は悩まない。 【魔獣戦】 依頼された魔獣(トリスタンの依頼)以外不殺。出来るだけ被害は最小限を心がける。ダエグモード時でなければ、霊等の存在を認知する事はできない。 【緊急時】 レンが行動不能(生存可)になると待機しているアサコ配下の中村チームが現場に急行。レン(他負傷騎士)を一般病棟から隔離し情報規制された特殊病棟にて人外対応可能医療処置が行われる。入院&介護&退院自由。治療&入院費無料(アサコが全額負担)。 【ARW】 AtRandom-Walkers.Inc.:アトランダム-ウォーカーズ株式会社。東京都心部にあるレンが所属している現代芸術(映像、服飾、建築など)に多岐に関わる仕事を幅広く手がけるクリエイティブデザイン会社に所属中。フリーダムな組織で個性的なプロフェッショナル多し。ただいま開発プロジェクトSFRPG「TOWER of ETERNAL(通称:タワエタ)」関連のプログラマの内、システム等を手がける。 【住処】 都心に近い住宅街の高層15階建てマンション最上階にて友人アサコ(嵐朝子)、スバル(庚昴)の3人でルームシェアをしていたが、現在は、レン一人で使用する事が多い。他にも個人で借りている部屋がある。 【趣味】 鍵盤楽器をいじる事もある。 <<オセル>> 正式名称:情報網階層構造世界。 象徴的な印がルーン文字の「故郷」を意味する「オセル(Othel)」に似ていた事と、正式名が長かった為、スバルが名付けた。ノリでつけたので他の深い意味はない。 ●世界 高度に発達したソフトウェアとしての電異界ネットワークと、それらを支え現実世界に反映させる事ができるハードウェアである超構造体によって都市群が構成されている。電異界に接続できる資格と能力を持った市民には、様々な恩恵が得られるユビキタス社会。しかし、その繁栄は、魔獣の影響による災厄でカオス化し、市民が電異界に接続する資格と能力を失った為、文明とオセル人種は衰退しつつある。 この世界を構成しているすべてが建造物であり自然物は存在しない。建造物同士が幾重にも連結して一つの巨大な都市群となっている。一応の区切りとして超構造体で建造物群は遮られているが、カオス化により無秩序な階層構造を成し、建設者の暴走により際限なく拡張し無作為に成長し続けている。電異界から隔絶されたまま長い年月が過ぎた為にオセル人種の遺伝子変異が起き、階層都市ごとに多種多様な肉体変化、生活様式が異なる種族へと系統分岐してしまった。さらに環境汚染や外敵種の存在が状況を悪化させ、オセル人種の人口密度は極めて低い。また、地表から成層圏、宇宙といった存在は確認されていない。 ●電異 オセル特有の様々な活動エネルギーの総称。 ●電異界 現実世界と同等か、それ以上に拡大したネットワークを基盤とした仮想空間社会。各都市の超構造体をサポートするハードを持つことにより、仮想空間の事象を基底現実へと反映させることができる。資格と能力を持つ市民が電異界に接続すると、その機能を利用することが出来る。現在は災厄により正規の接続は確認されていない。 ●超構造体 階層都市を隔てている巨大で堅牢な構造物。内部にフィラメント状の情報処理システムを内蔵しており、ユビキタスネットワークを実現する基盤。建設者により絶えず保守、増設されている。管理局は超構造体の機能を利用して、基底現実の任意の場所に構成体を転送することができる。 ●管理局 電異界支配レベルにあたる上位管理システムの一つ。現在、カオス化により市民クラスは不在。支配者不在により根本的な設定の変更ができないまま環境管理規定に従った高度AIによる統括が続けられている。現状を認識しており、オセル人種保護策を試みるが有効な手段を見出せていない。この度、構成AIによる協議意思決定により、本質的な混乱の要因であるカオス化の打開策として、地球に特殊代理構成体である対魔獣電異騎士を派遣した。 ●代理構成体 いわゆるソフトウェアである管理局が、基底現実に直接干渉する事は規制により禁止されいる為、代わりの意思代行者として用いる擬似構造物。様々な用途により規制が課せられる。 ●建設者 管理局からは独立された機能で、支配者からの指示が失われた為に無作為に都市を増築し続けている機械群。個性や意識は無い。人に直接危害を加えることは無いが、制御を失った建設者たちの暴走がオセルの混乱状態の一因になっている。 ●基底現実 現実世界の名称。 ●予備電異空間 電異界の縮小版仮想空間。 ●個性体情報 一個人のすべての情報。主に精神形態(魂)と物質形態(魄)。 ●電異体 電異界に接続する際に用いられる処置形態。精神形態から人格だけを抽出した状態。 ●搬送器 電異空間内を移動し、代理構成体本体などを目的地に転送、および必要なデータ、物質を基底現実に供給する際に使用される移動型施設構造物。 ●第一種不確定要素力 オセルに存在しない為、解析干渉しづらいモノの総称。一応、異質なモノ「ノイズ」として細かく判別はできないが感知は可能。魔力等の呪力、気、霊力等。 ●電異端末遺伝子 オセルの電異界ネットワークに正規アクセスするのに必要なネットへの接続機能を遺伝子として発現させたもの。オセルの支配市民クラスは皆代々受け継ぐのだが、現在では魔獣の影響<災厄>によって感染変異しており、数十世紀の間、正規アクセルされた痕跡がない為、オセルでは失われている可能性が高い。管理局では電異端末遺伝子を持つ存在さえいればオセル世界を覆うカオス状態を変える事ができると考えている。 皮肉にも異世界である地球に偶発的かつ限定的ではあるが電異端末遺伝子を持つ人間がいたが、その行方はわからなくなっている。
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運命交差点(後編) ◆DNdG5hiFT6 機能を停止したスクラップ工場の中で赤と蒼の機体が交差する。 赤の名はゼロ、蒼の名はスバル。 共に戦う為に作られた機械は火花を散らしぶつかり合う。 一見すれば片腕の少女の方が体格、手数共に不利であるはずである。 だがどう見てもスバルの方がゼロを圧倒していた。 主な原因は2つ。 一つ目はゼロの不調。 ゼロの基本戦闘スタイルは高速機動およびセイバーによる斬撃の組み合わせである。 だがXライダー、ハカイダーとの連戦で膝は完全に故障し、高速機動どころか通常の斬撃からも本来の鋭さを奪っていた。 そして何よりも大きいのが二人の意識の差である。 容赦の無いスバルの攻撃に対し、ゼロの攻撃は精彩を欠いている。 その原因は目の前の少女の外見にある。 どこかノーヴェに似た顔立ちといい、彼女の話していたスバル・ナカジマに違いない。 だがならば何故、 「……答えろ! お前はノーヴェの仲間じゃないのか!」 「ノーヴェは仲間だ! でも偽者だから全部壊さなきゃいけない!」 真っ直ぐな、だがどこか歪な視線。 その瞳はイレギュラー化したレプリロイドにどこか共通するものがある。 では壊すのか? ノーヴェの知り合いを。彼女が探していた仲間を。 そう考えた瞬間、ほとんど重さを持たないはずのカーネルの剣が鋼鉄の塊のように重く感じられた。 その錯覚は一瞬の戸惑いを生み、致命的な隙へと連鎖する。 スバルは鋭い体捌きでサーベルを潜り抜け、零距離まで接近する。 舌打ち一つを残しとっさに後ろに跳ぶが、故障した膝では大した距離を稼げず、たった数秒だけゼロの命を永らえさせるだけの結果に終わった。 ――だがその刹那が彼の命運を分けた。 タンクローリーによって開けられた穴から、爆音をあげて捻じ込むように2人の間に影が割り込む。 今まさに飛び込もうとしていたスバルはとっさにバックステップを取った。 割り込んできたのは暴風の名を持つモンスターマシンとそれに駆る幼い少女の姿。 「……何をしている、スバル・ナカジマ!?」 ゼロの前に立ちはだかる小さい影。 それは無限の欲望が作り出したナンバーズがNo5。 “刃舞う爆撃手”、チンクが新たに戦場に乱入した。 * * ――数分ほど時間をさかのぼる。 E-1ブロック、修理工場において未だミサイルの熱の冷めやらぬ部屋で、志郎の眠るポッドを背にチンクと凱は情報交換を行っていた。 先ほどのメガトロンのこともあり慎重に質問するチンクに対し、凱は快く答えていく。 どうやら最初に集められたあの場所で自分の顔を覚えており、保護、もしくは協力したいと思っていたらしい。 言葉尻に迷いや嘘の気配は見えないが、それを真っ向から信じるほどチンクもお人よしではない。 警戒しつつ情報交換を続けるが、凱が話したことはさほど多くない。 “GGG”という自分の所属組織のことと、そして埋められていた青年の死体のことぐらいだ。 チンクの知る3人は全員少女であるため、青年の死体については話半分に聞いていたのだが、その話を聞き進めるうちに一つのことに気付く。 年齢、顔つき、その全てがチンクが聞いたものと合致した。 ここに集められた者たちの中で、そうそう容姿が酷似するものがいるとは思えない。 だから埋められていた青年と言うのは―― 「ムラサメ……!」 そう、風見が呼んでいた男だとみて間違いないだろうとチンクは判断を下した。 風見志郎は基本的に無表情な男だ。 だがよくよく監察すると仲間の名前を口にする際、僅かに表情が変わるのだ。 “ホンゴウ”という名を口にする時は尊敬の念を、“ケイスケ”や“シゲル”の名を口にする時は確かな信頼を。 そして“ムラサメ”に対しては手のかかる弟を見るような感情がにじみ出ていた。 ――そう、まるで自分がノーヴェを見るときのような。 そのムラサメが死んだと、どんな顔をして彼に伝えればいいのだろう。 だがその一方でノーヴェのことが殊更に気にかかる。 先ほど襲ってきたメガトロンという恐竜ロボット……戦闘能力もさることながら、恐るべきはその狡猾さにある。 そんな男に仮面ライダーや自分達の情報を僅かなりとも渡してしまった。 その情報が歪められ、広められるであろうことは想像に難くない。 被害をこうむるのが自分達だけならばいい。だがその被害がノーヴェにまで及べば……! 一刻も早く妹と合流したい。だが風見をこのまま放っておくわけにもいかない。 決断を迫られるチンクに凱は、 「……俺がここに残ろう!」 と提案した。 「本来なら俺が行く方がいいのかもしれない。 だけどノーヴェって子も姉妹である君が行った方が安心だろ? だから風見……彼が起きるまでここの守りは俺が引き受ける!」 その申し出は正直なところ、願っても無いものだ。 だが『はいそうですか』とうなづくほど、チンクは愚かではない。 例え自分達の危機を救ってくれたとはいえ、この男があの恐竜ロボと同類で無い可能性は捨てきれないのだ。 今のカザミは無防備だ。そこに見知ったばかりの男を置いていくなど―― と、そこまで考えてある重大な事実に気が付いた。 (私は今――何を迷っていた!?) そう、本来なら秤にかけるべき存在ではない。 大切な妹と、ここで出会っただけの男とを。 重力を操る魔人との戦いを経て、そこまで信頼していたと言うのか!? 自身の心境の変化に戸惑い、戦慄する。 だがそれならば、これはいい機会なのかもしれない。 そうだ、妹の無事に比べればカザミの無事など知ったことか。 自分に言い聞かせるように心中で呟き、顔を上げる。 「……では、頼んでいいか?」 「ああ、君が帰ってくるまで必ず守り通してみせる!」 男はチンクの考えに気付かず、愚直なまま力強く頷く。 その真っ直ぐな目を直視できず、顔を背けサイクロン号に跨る。 心に走る良くわからない痛みを無視しながら、エンジンをふかし―― 「心配するな! 君の恋人は必ず守りきって見せる!」 思いっきりこけた。 「だ、誰が恋人だっ!?」 「違うのか? 君が彼を心配する表情は」 「だから違うと――!」 顔を真っ赤にして反抗するチンク。 だが真実がどうあれ、他人から見てそう見えたということは事実である。 更に加えるならこの状況で下手な返し方をすれば照れ隠しにしか見えない。 それを理解しているからこそ、チンクも的確な反論を思いつけず、言葉を切ってしまう。 「ああ、もう!」 サイクロン号を起こし、何かから逃げるようにしてその場を離れた。 その丁度後であった、スクラップ工場の方から物音……しかも戦闘音がしてきたのは。 最初はボイルドと名乗ったあの男かと思ったが、物影から様子を伺えば闘っていたのはスバルと赤い装甲の男だった。 最初は加勢を考えていたものの戦況はスバルに有利であり、自分が手を出すまでもなさそうだ。 だが会話の内容に耳を傾ければ、スバルの言うことは支離滅裂。 しかも男の方は自分が捜している妹の名を口にしたではないか。 「どういうことだスバル! 返答次第では――」 だがその目を見たチンクは妹同様に身を竦ませる。 あまりにこの少女らしくない色に空恐ろしいものを感じ取り、知らず知らずのうちに一歩下がってしまう。 「退いてチンク――いや、チンクも偽者なんだもんね」 目の前の少女は自分の知るスバルとあまりにも違う。 そこで思い出す。シグマという男に協力していたあの銀色の怪物。 妹の仇の一人である“あれ”は自在に変幻して姿形を真似る事が出来た。 また自分の姉妹でもあるドゥーエも変身能力を持っている。 ならば目の前のスバルも本物であると言う保証は無い。 「ならば……っ!」 ――確かめるまでだ! その言葉を飲み込み、戦闘の余波で破壊された鉄材を爆薬へと変化させ、投げつける。 だがその一撃をスバルは余裕を持って回避する。 その行動は一つの結論を導き出す。 爆風を回避するその行動は、チンクのISを知らねば出来るものではない。 と言うことは目の前の悪鬼は本物のスバル・ナカジマだというのか。 以前目撃した、姉を傷つけられ怒りに囚われた彼女ともまた違う。 ただ狂っているとしか言いようの無い姿に少なからずショックを受ける。 そんなチンクの思惑を知ることなく、鉄材をかわしたスバルは一直線に2人に向けて突進する。 互いに戦闘のために作られたサイボーグではあるものの、近接戦闘においてはシューティングアーツを習得したスバルに軍配が上がる。 更には全力全開で振動破砕を放たれれば、防御障壁など障子紙同然。 プロテクションごと破砕されてしまうだろう。 「だったら……少し頭を冷やせ!」 だが、戦略の点においてはチンクが上回っていた。 ランブルデトネイターによって爆発物と化した鉄材は、工場内のあるものに突き刺さり爆発する。 ――工場内で冷却水をめぐらせるパイプに。 爆発が起こると同時、パイプに入った亀裂から押し出された水流がスバルを直撃する。 「今のうちに逃げるぞっ!」 チンクに言われるまま足を引きずりながらサイクロンの後部座席に跨るゼロ。 ゼロが乗ったことを確認するや否や、アクセルを吹かし、高速で工場を離脱する。 仮面ライダーの相棒・新サイクロン号。 制限を受けているとはいえ一気に最高速まで跳ね上がったスピードに勝るものなど早々いない。 だが、 「――来るぞ!」 ゼロの声に振り返ったチンクが見たのはランディングボードで迫り来るスバルの姿だった。 チンクの体は明らかにサイクロンを運転するのに向いていない。 更に空中を行くスバルは曲線を無視して最短距離でこちらに向かって来ることが出来るのだ。 「くそっ! もう少し時間が稼げると思ったが!」 「……あいつの、足を止めればいいんだな!」 PDAを操作し、ゼロの右手に出現したのは最後の支給品。 黒光りする銃身が確かな質量を持ってゼロの右手に出現する。 こいつ、一体何を――! 訝しがるチンクを睨み返し、『照準がずれないように運転していろ!』と言い放つ。 そして狙いを定められた、“それ”が発射された。 銃弾ならば振動破砕で発生した衝撃波で弾くことが出来る。 そう考えてスバルは拳を突き出すが、飛んできたのは硬い銃弾などではなく白い粘性の物体であった。 そう、ゼロが放ったのはトリモチ。 とある世界で元々ネコなどを捕らえるために使われた銃である。 トリモチに絡め取られたスバルはバランスを崩し、ランディングボードごとアスファルトへと叩きつけられる。 それなりにスピードは出ていたはずだが、トリモチが衝撃を吸収して大したダメージは無いだろう。 少女の姿は点となり、あっという間に後ろへと消え去っていく。 PDAに記載されていた説明が本当ならば抜け出すのにもそれなりに時間がかかるはずだ。 (“猫”という存在を捕らえるのに何故、これだけの粘土が必要なのかは理解に苦しむところだが) 辛くも危機を脱出したゼロは息をつく、が、そのゼロの首筋にナイフが突きつけられる。 「……何のつもりだ?」 「最初に言っておく。私はお前を信用する気は無い。 だが貴様には何としてもノーヴェの居場所とシグマという男について吐いてもらう……!」 何処か思いつめた表情のチンク。だがゼロにしてもそれは同じことだ。 何故壊し合いに乗っているらしい少女が自分を助けたのか。 その目はただ見定めるように突きつけられたナイフを見据える。 「いいだろう、俺も貴様に聞かなければならないことがあるからな……」 2人を乗せたサイクロン号は去っていく。 ――奇しくもノーヴェの乗るタンクローリーとは逆の方向に向かって。 【G-1 路上/一日目・早朝(放送直前)】 【ゼロ@ロックマンX】 [状態]:左膝を破損、エネルギー消費(大)、全身のアーマーに大きな傷、疲労(大) [装備]:チャージキックの武器チップ@ロックマンシリーズ カーネルのセイバー@ロックマンX4、 トリモチ銃@サイボーグクロちゃん [道具]:支給品一式 PDA×2(ゼロ、村雨) 不明支給品0~2(未確認) [思考・状況] 基本:シグマを倒す 1:スバルと距離をとり、チンクと情報交換を行う 2:日付の変わる頃(二日目00:00)にハカイダーと決着をつけため、スクラップ工場に再度向かう。 3:膝を修理するため修理工場を目指す 4:エックス、ギンガを探す 5:シグマ、何を企んでる? 6:ハカイダーに…… ※ノーヴェたちを生体パーツを使用したレプリロイド(のようなもの)と解釈しました。 ※ノーヴェから時空管理局と平行世界に関する知識を得ました。 ※参戦時期はX4のED~X5開始前のようです 【チンク@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 [状態] 小程度の疲労、全身に小ダメージ、固い決意 [装備]:ヴィルマの投げナイフ@からくりサーカス(3/30) [道具]: 支給品一式、不明支給品0~2、サイクロン号(1号)@仮面ライダーSPIRITS [思考・状況] 基本:ノーヴェを守り、シグマを破壊する 1:スバルから距離をとり、ゼロからノーヴェの情報を聞き出す 2:志郎と共に本郷・敬介・茂・ギンガ・ノーヴェを探し、合流する。 またノーヴェを最優先にする。 3:ノーヴェと合流後、もしくは数時間たったら修理工場へ戻る 4:殺し合いに乗った危険人物には容赦しない 5:スティンガー、シェルコートを手に入れる 6:北東へ向い金属を集める(優先順位は低い) [備考] ※参戦時期は本編終了後です ※優勝者の褒美とやらには興味がなく、信用していません ※志郎を信用していることに気付きました。 【G-3 修理工場/一日目・早朝(放送直前)】 【風見志郎@仮面ライダーSPIRITS】 [状態]:約一時間V3に変身不能、疲労大、両拳に重症、頭部と胸部と左肩に中程度のダメージ、右肘に重大な負傷。 左腰から出血、全身に僅かな火傷、固い決意、やるせない思い 、回復ポッドにて睡眠中、ダメージ・怪我は全て回復中 [装備]:なし [道具]: PDA紛失(支給品一式、不明支給品0~2) [思考・状況] 基本:殺し合いを破壊し、シグマを倒す 0:………… 1:チンクと共に本郷・敬介・茂・村雨・スバル・ギンガ・ノーヴェを探し、合流する 2:殺し合いに乗った危険人物には容赦しない 3:可能ならば、ボイルドを仮面ライダーにしたい。そのためには、危険は辞さない覚悟 4:シグマの真の目的を探る。そのためにエックスと呼ばれた男、赤い男(ゼロ)と接触する 5:生きているなら、男(凱)が起きたら話を聞く。 6:弱者の保護 7:北東へ向い金属を集める(優先順位は低い) [備考] ※参戦時期は大首領の門に火柱キックを仕掛ける直前です(原作13巻)。また身体とダブルタイフーンは元通り修復されています ※チンクと情報交換をしました ※なんとなくチンクを村雨、そして昔の自分に重ねている節があります ※回復ポッドで完治するのか、またどれだけ時間が掛かるのかは他の書き手さんにお任せします。 【獅子王凱@勇者王ガオガイガー】 [状態]:疲労(小) 全身を強打 [装備]:グランドリオン@クロノトリガー、電磁ナイフ@仮面ライダーSPIRITS(右腕に収納) [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本思考:シグマを打ち倒しこの殺し合いを止める。 戦う力を持たぬ者、傷ついている達を保護し、守り抜く。 1:チンクが帰るまで風見志郎を守り抜く 2:メガトロン(名前は知らない)を止めたい 3:同じ目的を持った仲間を探す。 4:パーマの男(村雨)と彼を殺した人物の情報を集め、その人物を倒す。 [備考] ※Zマスター撃破直後からの参戦です。 ※チンクから情報を得ました。 ※制限の影響により、グランとリオンは出現する事が出来ません ※凱が見た村雨の写真は原作五巻に出てきたものです ※修理工場一階の回復ポッドがある部屋がポッド一つ残して破壊されています。 ※回復ポッドの操作方法が書かれたメモは燃えてしまったようです 【F-1 路上/一日目・早朝(放送直前)】 【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 [状態]:右腕が肩口からありません(出血はなし)、トリモチまみれ [装備]:滝和也のナックル@仮面ライダーSPIRITS [道具]:支給品一式、サブタンク(満タン)@ロックマンX、テキオー灯@ザ・ドラえもんズ ナックルの弾薬(27/30発)@仮面ライダーSPIRITS、ライディングボード [思考・状況] 基本思考:疑心暗鬼。 1:目撃した機械を破壊する。ドラスを最優先で破壊する。 ※本編開終了後からの参加です。 ※サブタンクは満タン状態です、使えばエネルギーの回復が可能です。 ※テキオー灯は、一時間のみ効力持続。 一度使った者には、24時間経過しなければ使用不可能と制限されています。 ※T-800の住む世界、スカイネット、T-1000に関する情報を得ました。 ※T-800のことを、ボブと呼んでいます。 ※T-800からの情報より、シグマの背後にはスカイネットがいるのではと考えています。 ※ボイルドの脅威を認識しました。 ※ドラスが自由に姿を変えられることを知りました。 * * そして誰もいなくなった雪原では液体金属が蠢き、3度目の再生を開始する。 T-1000にはシグマに対する不信はない。 スカイネットが、シグマが何を意図していようと銀色の悪魔には関係が無い。 忠誠心ではなく、ただ合理的な思考でもってそう判断する。 銀色の機械生命体はこの会場にいる誰よりも機械らしい思考を持って、次の活動のために再生を急ぐ。 【D-3 雪原/一日目・早朝(放送直前)】 【T-1000@ターミネーター2】 [状態]:再生中 [装備]:シグマウイルス(残り2回分) [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:バトル・ロワイアルが円滑に進むように行動する。シグマとスカイネットの命令には絶対服従。 1:身体の再生を待つ。仮面ライダーストロンガーの姿となる。終わり次第、2以降の行動を再開する。 2:他の参加者に出会ったら容赦なく攻撃。 3:可能ならば他の参加者にシグマウイルスを感染させる。不可能ならば破壊する。 4:ただし、T-800は最終的に破壊する。 【その他】 ※シグマウイルスはT-1000の体内に装備させられた状態で存在し、T-1000の体が相手の体内に侵入した際に感染させることが可能 【マルチ@To Heart 破壊確認】 【残り 39人】 時系列順で読む Back 運命交差点(前編) Next 死体を前に、灰原は問う 投下順で読む Back 運命交差点(前編) Next 死体を前に、灰原は問う 058 光り輝け勇気の力 チンク 081 荒野を渡る風 058 光り輝け勇気の力 風見志郎 076 男の世界(前編) 058 光り輝け勇気の力 獅子王凱 076 男の世界(前編) 059 運命交差点(前編) ゼロ 081 荒野を渡る風 044 運命交差点(前編) スバル・ナカジマ 091 破壊 060 運命交差点(前編) T-1000 073 宇宙の橋の悪夢 T-1000
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坂町 近次郎 坂町近次郎(さかまち きんじろう)がデザインされたカード群。まよチキ!時点で4種類が存在する。 主人公。高校2年生。 女性恐怖症であり、女性に触れられると気絶してしまう。 原因はプロレス好きの母と妹に毎日プロレス技の実験台にされてしまったことから。 スバルの秘密を知ってしまい、それを守る代わりに女性恐怖症を治すことに協力してもらう。 声優は日野聡。 カード一覧 《坂町 近次郎(007)》 《坂町 近次郎(008)》 《坂町 近次郎(009)》 《坂町 近次郎(066)》 支援カード 発動キー 《近衛 スバル(056)》 《坂町 紅羽(058)》 《坂町 紅羽(072)》 《涼月 奏(088)》 《坂町 紅羽(P011)》 関連項目 『まよチキ!』 近衛 スバル 涼月 奏 坂町 紅羽 宇佐美 マサムネ 鳴海 ナクル 山田 桐生 編集
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王の財宝 ~天地鳴動の力~ ◆7pf62HiyTE Chapter.01 天地鳴動の力 デュエルアカデミア売店に爆音が轟いた。 売店のシャッターが爆破された、その様子をデュエルアカデミアの生徒である早乙女レイは唖然と見ていた。 何故こんな事になっていたのか?順を追って振り返ってみよう。 そもそもレイは想い人である遊城十代を守る為に武器として使えるデュエルモンスターズのカード及びデュエルディスクを確保する為にデュエルアカデミアに来ていた。 だが、目的の物は見つからずあると思われる売店もシャッターが施錠されていた。その後、玄関に血痕を発見し負傷者がいると思われる保健室を見張っていた。 その際にスバルに発見され手持ちの銃は没収されてしまい、更に負傷者であるルルーシュ・ランペルージはレイに対して警戒をしていた。 だが、レイはルルーシュの様子を見て彼がスバル達を守る為ならば殺人を厭わない事に気が付いたのだ……ルルーシュは自身と近い思考をしていると。 故にルルーシュを信用させる為、ルルーシュという人間をもう少し知る為、売店内部を確かめる為にカードと売店の情報を持ち出したのだ。 そしてレイ達は売店へ向かったわけだが…… ルルーシュはシャッターが施錠されている事を確認すると…… 「スバル、ちょっと手伝ってくれないか?」 「ルルーシュ、何をするつもり?」 と、スバルと共になにやら準備をし始めた。2人は火炎瓶をシャッターに取り付けシャッターから距離を取り……シャッターを爆破した。 「ちょ……どうして爆破したんですか!?」 レイとしては売店のシャッターを破る事自体は別に良い、だが幾らなんでも爆破は無いだろうと思っていた。 実際問題、デュエルアカデミアはレイの学校だ。出来うるならばあまり破壊はしたくは無いに決まっている。その為思わず口に出してしまったのだ。 「んー……でも、折角爆弾あったんだし、てっとり早く済んだんだから別にいいんじゃないのかな?」 「安心しろ、威力はちゃんと調整した」 「うん、あたしもずっと見ていたし」 だがこなた、ルルーシュ、スバルは別段気にしてはいなかった。 (あれ……何で私がツッコんでいるんだろう……?) そんな3人の反応にレイは1人唖然としていた。 なお、ルルーシュがシャッターを爆破したのは別に爆破したかったからというわけではない。銃があったことからそれを使って鍵を破壊する事も出来るだろうということはわかっていた。 だが、ルルーシュは罠の可能性を想定したのだ。そう、内部に誰かが潜んでいる可能性や、内部に入った事で作動する仕掛け、もしくは正式な方法で開けなければ作動する罠等…… 故に、爆破という手段を使い売店から距離を取る事でそれ等に備えたのである。 ちなみに売店内部の物を極力荒らさない為、使ったのは支給品の小タル爆弾ではなく、ルルーシュ自身が作り威力調整の利く火炎瓶である。 作業の方は片腕を失っていたという事もありスバルに手伝ってもらった。 さて、爆発後しばし中の様子を探った4人であったが罠らしき物はなかった。なお、火炎瓶の威力調節に問題は無かった為、中は殆ど荒れていない。 4人は恐る恐る売店に入る。勿論、罠への警戒は怠らない。 そして売店の内部を探るが日用品以外の物は何もない。レイ達が異世界にいた時点で食料問題があった事もあり、食料が無い事については不思議は無かったし、レイもその事は3人に説明をしていた。 「ねえレイ、本当にカードも売られていたの?」 「はい、確かに売られていたはずなんですが……」 「カードが売られていたのは間違いないね、だってこの棚カードが入りそうだし。」 そう、よく見ると売店にはカードが入っていたと思われる棚がある。つまり、本来であればここにカードが入っていたという事になる。 「プレシアが意図的に抜いたという事だろう。だが、これでデュエルモンスターズのカードが武器として使えるのは間違いないな」 「あ、そっか、もし殺し合いに乗っていない人が大量のカードを手に入れたら……」 「それをプレシアが望むはず無いだろう」 もし仮に売店内部のカードがそのままになっていたらどうなるだろうか?カードの使い方を知る十代達がデュエルアガデミアに来た時点ですぐに大量のカードを確保されてしまう。 勿論売店は施錠されているし、この場でもカードが使えるかどうかはわからないので、必ずしもそれが起こるとは限らない。 しかしレイの様にカードの使い方に気付いて、シャッターを破るという考えに至る可能性は十分にある。 その為必要以上の戦力を与えない様にプレシアがカードを回収しておくというのは十分にあり得るだろう。 「だが、鍵がかかっていた以上、全く無駄足とは限らないな。もう少し中を調べてみるか」 「ん?これは……?」 こなたが1枚の白いカードを見つけ、それを手に取る。 「ねえねえ、これの事?」 と、他の3人を呼びそのカードを見せる。 「『レッド・デーモンズ・ドラゴン』……確かにレイの言っていたカードに間違いないな」 その白いカードには赤き龍が描かれていた。 「ATK3000、DEF2000、ドラゴン族、シンクロ、チューナー……強いカードだとは思うがこれだけではよくわからないな」 ルルーシュ、スバルもレッド・デーモンズ・ドラゴンのカードを見る。 龍は雄々しく描かれ見る者を圧倒するオーラを放っている様であった。デュエルモンスターズを知らないルルーシュやスバルにもそれが強いということは直感的に理解出来る。 だが、デュエルモンスターズを知らない2人に詳しい事はわからない。 「あの、私にも見せてもらえます?」 「そうだな」 と、ルルーシュはそのカードをレイに渡す。 「攻撃力3000……こんな強いカードが……」 「それってそんなに強いの?」 「ええ、デュエルモンスターズの世界では最強の部類です」 レイの話は事実である。 デュエルモンスターズの黎明期より登場したカードの中で最強モンスターといえるのが青眼の白龍、あまりの強大さにたったの4枚しか製造されなかったそのカードの攻撃力は3000 勿論、後にそれに匹敵するもしくは凌駕するモンスターは登場していたが、その数は多いものではなく、青眼の白龍の攻撃力でもある3000が高いものだというのは揺るぎ様の無い真実であろう。 その青眼の白龍と同じ攻撃力を持つレッド・デーモンズ・ドラゴン……それがどれだけの強さなのかは言うまでもない。 「このカード、私が持っていても良いですか?」 「いいんじゃないのかな、レイの世界の物なんだしさ」 「そうだね」 「ああ、そのカードはレイが持ってろ」 レッド・デーモンズ・ドラゴンをレイが持つ事については他の3人も同意した。そして再び4人は売店の探索を始めた。 さて、4人には知る由もないがレッド・デーモンズ・ドラゴンは只のモンスターカードではない。 そもそもデュエルモンスターズのカードの中には古の神や精霊等が宿っているカードが幾つか存在している。 先程の青眼の白龍もまた三千年前の古代エジプトにおける白い肌と青い瞳の女性キサラが身に宿す精霊であったし、 デュエルアカデミアのクラス名にもなっているオベリスクの巨神兵、ラーの翼神竜、オシリスの天空竜も古代エジプトのファラオの墓の石版より再現された神のカードであった。 そう、レッド・デーモンズ・ドラゴンもまたその類のカードであるのだ。 五千年前、星の民は赤き竜の下、その僕たる5体の龍の力を借りて邪神をナスカの地に封印し冥界の扉を閉じたといわれている。 その5体の龍の内の1体こそがレッド・デーモンズ・ドラゴンなのだ。 そしてそのレッド・デーモンズ・ドラゴンは十代達がいた時代よりも数十年後の未来の世界のデュエリストジャック・アトラスが持つカードだ。 その世界においてデュエルは進歩しておりDホイールと呼ばれるバイクに乗ってデュエルを行うライディングデュエルが行われている。 ジャックは自らのDホイールであるホイール・オブ・フォーチュンを駆りデュエルキングとして君臨していた。そう…… 『王者の鼓動、今ここに列を成す! 天地鳴動の力を見るがいい!』 その言葉と共にデュエルキングジャック・アトラスは自らを象徴する龍レッド・デーモンズ・ドラゴンを召喚し数多の敵を打ち破って来たのである。 さて、ジャック・アトラスという人物が参加者の中に存在しない。では、何故カードだけが存在していたのであろうか? ここデュエルアカデミアのシャッターは施錠されていた。本来なら開ける為に鍵が必要なのは言うまでもない。 では、その鍵は誰に支給されていたのだろう?その人物はヴィヴィオだ、鍵はヴィヴィオに支給されていた。 つまり、売店の中にあったレッド・デーモンズ・ドラゴンは本来ならヴィヴィオに渡るべきカードであった可能性が高い。 何故、今よりも未来で活躍するはずのレッド・デーモンズ・ドラゴンがこの時代に存在するのか、 何故、ヴィヴィオにレッド・デーモンズ・ドラゴンが支給されようとしたのか、 何故、ジャック・アトラスに関係するレッド・デーモンズ・ドラゴンがこの場所にあるのか、 それは恐らく主催者以外には知り得ない話である。 Chapter.02 恋する乙女 各々が売店を調べる中、レイはレッド・デーモンズ・ドラゴンの事について考えていた。 攻撃力3000という最強クラスのカードが見つかった時、レイ自身は内心で喜びが隠せなかった。同時にそのカードを手に入れる事が出来た事にも安堵していた。 ルルーシュから警戒されている以上、下手な言動を見せれば大きな力となるカードを手に入れる事が出来ない可能性があったからだ。 だが、実の所あの時は困惑していたというのも事実であった。だが、下手に困惑の表情を見せればルルーシュから疑われる可能性がある為、何とかそれを見せない様にしたのだ。 何故動揺していたのか?それは、レッド・デーモンズ・ドラゴンには知らない言葉が幾つか書かれていたからなのだ。 勿論、デュエルモンスターズのカードの種類は今や数千種類以上と数多く存在しており、レイ自身も全て把握しているわけではない。 それでも基本的にテキストに出てくるデュエルモンスターズの用語の殆どは把握している。しかし、レッド・デーモンズ・ドラゴンのテキストにはこうあった。 『シンクロ・効果モンスター』 『チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上』 そう、レイは『シンクロ』と『チューナー』という単語について全く知らなかったのだ。 それもそのはず、前述の通りレッド・デーモンズ・ドラゴンは本来であれば十代達の時代より数十年後に存在するカードだ。 デュエルモンスターズは日々進歩している、根本的な部分は変わらないとしても数十年も経てば色々と変化する要素はある。 用語も変化しており、生け贄召喚をアドバンス召喚と呼んだり、生け贄をリリースと呼ぶ様になっていたりしている。もっとも、呼称が変わっただけで内容が変わっているわけではない。 更に新たなカテゴリーとしてチューナーやシンクロモンスターという物が登場しており、シンクロ召喚という新たな召喚も登場している。そして、レッド・デーモンズ・ドラゴンはそのシンクロモンスターである。 ここでシンクロ召喚についてのルールを簡単に説明しよう。 シンクロモンスターに指定された素材を墓地に送る事で召喚可能というもので、その時素材のレベルの合計とシンクロモンスターのレベルが一致しなければならないものだ。 ここで本来の持ち主であるジャックがビック・ピース・ゴーレムとダーク・リゾネイターを使ってレッド・デーモンズ・ドラゴンをシンクロ召喚した時を例に出そう。 レッド・デーモンズ・ドラゴンはレベル8で召喚にはチューナーとチューナー以外のモンスターが1体以上必要だ。 ダーク・リゾネイターはレベル3のチューナー、ビック・ピース・ゴーレムはレベル5のチューナー以外のモンスター、レベルの合計は8となりレッド・デーモンズ・ドラゴンのシンクロ召喚を行う事が出来る。 勿論、これは一例でレベル合計が8になるならばレベル1のチューナーにレベル3とレベル4のチューナー以外のモンスター2体でもレッド・デーモンズ・ドラゴンのシンクロ召喚を行う事は可能である。 つまり、従来の召喚以上にレベルの数値が鍵を握る召喚と言えるのだ。 さて、先程書いた通りレイの知らない用語があったもののレイは少し考え、 (ひょっとして……ルールでも変わったのかな……) ルールが変わったのではという仮説に行き着く。同時にそこから思案し1つの仮説が浮かぶ (もしかしてこのカード……私達の時代より未来のカードなんじゃ……) それは、レッド・デーモンズ・ドラゴンがレイ達の未来から持ってこられたという仮説である。 確かに未来ならばルールも改定されこれまでにないカードやモンスターが出てきてもおかしくはないし、これまでにない召喚方法が出てきても全く不思議はない。 その仮説ならば、現在のレイがレッド・デーモンズ・ドラゴンに書かれている用語を知らなくても無理はない。 一見この仮説は現実離れしすぎている。だが、レイはその可能性を信じるだけの経験をしている。そう、レイがこの場において最初に出会った人物フェイトの存在がそれを裏付けているのだ。 元々、レイ達が元いた異世界に来たフェイトは約20歳だったはずだ。だが、この場に来てから出会ったフェイトは約10歳であった。 レイはこの場で出会った方のフェイトを過去の時代のフェイトだと判断していた。つまり、そのフェイトは過去の時代から連れて来られてきたのだ。 そう、それと逆の事が起こっているという事なのだ。つまり、レッド・デーモンズ・ドラゴンは未来の時代から持ってこられたという事である。 そう結論付けたレイは続いてこれからの事を考える。 周囲を簡単に見回した限り売店の中には他にカードやデュエルディスクは見当たらない。つまり、レイの求める物はなかったという事である。 とはいえ先程ルルーシュ達と話した通りその可能性は考えられた事だし、レイ自身も外れに終わる可能性は予想していたので問題は全くない。 もっとも、売店には確かにレッド・デーモンズ・ドラゴンという強力なカードがあったので全くの無駄足ではなかったが。 さて、考えるべきはこの後の事である。レイはルルーシュの動向をずっと気にしていたが、レイの目から見てもルルーシュは相当に頭の切れる人物だというのは見て取れたし、 何より売店のシャッターを何の迷いもなく爆破するという行動を見ても相当な行動力とある種危険な思考を持っている事はわかった。 どういう人物かの見極めはもう少し必要だろうがどちらに転んだとしても今後の鍵を握っているという事に変わりはない。 そう、利用出来ればこの上ない味方ではあるが、敵に回せば何処までも厄介な相手といえるだろう。 先程も触れた通り、ルルーシュという人物がどういう人物かまでは未だわからない事が多いが、わかっている事が2点ある。 1つはルルーシュは十代や万丈目達と同じ年ぐらいのはずだが、その割には明らかに彼等よりも多くの苦難を切り抜けているらしいのが見て取れた。 レイ個人は詳しくは知らないものの十代達もセブンスターズや光の結社との戦いといった多くの苦難を切り抜けていたらしい事は聞いている。だが、十代達の場合は基本的にその素振りを見せた事はない。 しかし、ルルーシュの場合は少し見ただけでもわかるのだ、明らかに相当な修羅場を潜って……いや、常にその修羅場に身を置いている可能性もあると……。 だが、それにしてはルルーシュの態度にはある違和感を覚える。 まず、自分を警戒する事自体は全く問題はない、この場に置いて他の参加者を警戒する事はむしろ自然だからだ。 青い髪の少女をある程度信頼しているのも不思議は無いだろう、その少女は一般人だろうし、自分とスバルが話している間に2人で話をしていた可能性は高いのだから信頼していても不思議はない。 だが、スバルに対する態度はどうだろうか?まず、ルルーシュのいた世界ではルルーシュがスバルと知り合いであったらしいのはわかる。 もっとも、この場にいるスバルはそのスバルとは別人らしいがルルーシュにしてみればそれは全く問題ではないだろう。 そもそもルルーシュはいきなりスバルを抱きしめていたのだ、きっとルルーシュの中ではこのスバルも同じスバルと見ているのだろう。 (間違いない……ルルーシュって人……スバルさんの事が……) それこそがもう1つのわかった点である。それはルルーシュはスバルに強い恋愛感情を持っている事だ。 もし、ルルーシュとスバルが単純な知り合いであるならばルルーシュはスバルの力を有効利用するはずである。スバルの力や性格を考えるならそれ程彼女を気遣う必要も無いだろう。 しかし、ルルーシュは明らかにスバルを気遣っていた。それはつまり、ルルーシュにとってスバルは単純な知り合いではなく、何よりも大切な存在なのだろう。 それが演技という可能性は?それは絶対に無いとレイは確信していた。理由?それは恋する乙女の勘、それで十分である。 そう、ルルーシュのスバルに対する態度はレイの十代に対する態度と似ているのだ。 十代を守る為ならば人殺しも厭わないレイ、スバルを守る為ならば人殺しも厭わないルルーシュ、 それが恋する乙女であるレイにはよく理解出来たのだ。 単純な冷徹な性格ならば利用するには難しい存在だった。だが、ルルーシュがスバルの為に戦うのであれば、そこを突けばきっと利用出来るだろう。 しかし、それは容易な事ではない。ルルーシュは自分に対する警戒を全く解いていない。敵ではないと思わせる事は出来ただろうが所詮はその程度。 恐らくこの後、詳しく話を聞かれるだろう。ここに来るまでに誰と出会い何をしていたかを……そこが勝負所になるはずだ。 そう、自分の知り合いや、デュエルゾンビの話、10歳ぐらいのフェイトに出会った話……その情報をどう話すか…… そして、何故自分がデイパックを2つ持っているのか?そう、フェイトからデイパックを奪ってしまった事だ。 それをそのまま語ればルルーシュだけではなくスバルからも殺し合いに乗っていると判断される可能性は非常に高い、そうなれば身動きが取れなくなる。 その点は上手く誤魔化さなければならない……ルルーシュに対してそれが出来るかどうかは難しいだろう。 だが、なんとしてもやり遂げなければならない、十代を守る為にも……。 (十代様……待ってて……) そして再びレッド・デーモンズ・ドラゴンのカードを見る。レイとしては非常に強力な武器が手に入ったことになるがここで幾つか問題がある。 1つはレッド・デーモンズ・ドラゴンがあまりにも強力すぎる事だろう。 レイはその時重傷を負っていた為その場には居合わせてなかったが青眼の白龍となのは達は1度戦った事がある。 青眼の白龍の力は凄まじくスバルでも全く歯が立たず、なのはやフェイトがエクシードモードやソニックフォーム使う事でようやく戦える程の強さなのだ。 それと同じだけの攻撃力……そう、なのは達が全力を出さなければならない程の力をレッド・デーモンズ・ドラゴンは持っているのだ。 先程も述べた通り、それがどれ位の強さなのかはレイ自身は見ていないので良くは知らない。 だが、レイはフェイトに風化戦士を召喚した事があったのでどのぐらいの強さかはある程度予想出来る。 あの時、フェイトはレイの支給品だったオーバーフラッグを使う事で攻撃を何とか防ぐ事が出来たが、攻撃によりアパートの壁には穴が空いた。無論、オーバーフラッグが無ければフェイトが死んでいた可能性は高い。 さて、風化戦士の攻撃力は2000である。当然、レッド・デーモンズ・ドラゴンや青眼の白龍の攻撃力である3000には遠く及ばない。 そう、レッド・デーモンズ・ドラゴンを召喚した場合周囲への被害がどれぐらいになるのか全く予想出来ないのだ。 レイの目的はあくまでも十代を守る為、殺し合いに乗った参加者だけを殺す事である。殺し合いを止めるつもりのスバルや、一般人のこなたまで殺すつもりは全くない。 だが、下手にレッド・デーモンズ・ドラゴンを使ってしまえばその巻き添えでスバル達を死なせてしまう可能性は大いにあり得るのだ。 しかし、なのはが死ぬ程の殺し合いだ。リスクはあってもなのは以上の参加者と戦うのにレッド・デーモンズ・ドラゴンは非常に大きな力となる事に変わりはない。 だが、ここで2つめの問題が出てくる。これは恐らくデュエルモンスターズをよく知る物だからこそ感じる問題である。 (問題は召喚出来るかどうかだけど……) そう、デュエルモンスターズの召喚には幾つかルールが存在する。例えば、レベル5やレベル6のモンスターを召喚する為には生け贄が1体必要で、レベル7以上のモンスターを召喚する為には生け贄は2体必要だ。 これを無視して召喚する事が出来るのかがレイにはわからなかったのだ。更に、 (テキストに書かれている通りだったらチューナーというのが必要だけど……そもそもチューナーって何?) レイはシンクロ召喚に関するルールを全く知らない。チューナーという言葉すら知らないし、シンクロ召喚にはレベルが関係している事すら知らないのだ。 厳密なルールに従うならチューナーが無ければ召喚は不可能だし、仮にあってもチューナーと他の素材モンスターのレベル合計が丁度8にならなければ召喚は不可能となる。 仮に運良くチューナーを手に入れた所でレベルの合計が8にならなければ無駄撃ちに終わる可能性がある。 とはいえ、シンクロ召喚を知らないレイでもチューナーと他にモンスターが必要とわかっているだけでも簡単に召喚出来ない事がわかる為、現状はルール的に使えないと判断出来る事に変わりは無い。 だが、本当に使えないだろうか?この場に置いても本当にそのルールに則らなければならないのだろうか? レイが使った風化戦士のレベルは4……生け贄を必要としないモンスターだったのでルール通りで何の問題も無い。 さて、今より数時間後ある場所で青眼の白龍が召喚された。青眼の白龍のレベルは8、本来なら2体の生け贄が必要である。しかし、その場では生け贄を使わず、召喚を可能とする特殊なカードを使うことなく召喚を行う事が出来た。 となれば、この場に置いてはその辺のルールがある程度改変されている可能性はあるかもしれない。だが、カード自体にある召喚条件が改変されているかまではわからない。 この場でレッド・デーモンズ・ドラゴンが召喚出来るかどうかは誰にもわからないのだ。 もちろん、これがデュエルモンスターズを知らない参加者ならもしかしたらと考え使う可能性はある。だがレイはデュエリスト、そのルールを破って使うという発想には至らない。 故にレイは現状レッド・デーモンズ・ドラゴンは使えない可能性が高いと判断したのだ。少なくともチューナーともう1体のカードが手に入るまでは……。 (銃は取られちゃったし……他に使える道具があれば良かったのに……) レイが持っているのは共通の道具を除くとフェイトに支給されていた光の護封剣とフリーズベントといった2枚のカード、自身に支給されている最後の支給品だけである。 光の護封剣とフリーズベントは使えるがこれだけでは心許ないのも確かだ。そしてレイは最後の支給品をこの場では全く使えない道具だと判断していた。 なお、スバルが一度レイの持ち物を検査しているものの、レイ自身が銃とカード以外に使える道具は無かったと説明していたし、スバルも簡単にしかやっていなかった為レイを信じ詳しくは調べていなかった。 そう、レイもスバルも気付いていないのだ。その最後の支給品は現状のこの場で非常に助けとなる事に……。 Back サイカイ 時系列順で読む Next 王の財宝 ~カテゴリーK~ Back Paradise Lost(後編) 投下順で読む Back 誰かのために生きて、この一瞬が全てでいいでしょう(後編) ルルーシュ・ランペルージ Back 誰かのために生きて、この一瞬が全てでいいでしょう(後編) スバル・ナカジマ Back 誰かのために生きて、この一瞬が全てでいいでしょう(後編) 泉こなた Back 誰かのために生きて、この一瞬が全てでいいでしょう(後編) 早乙女レイ
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このSSを、リリカル遊戯王GX氏に捧ぐ。 リリカル遊戯王GX番外編 「最強! 華麗! 究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)~前編~」 古代エジプトには、「三幻神」と呼ばれる精霊がいた。 「オシリスの天空竜」、「オベリスクの巨神兵」、「ラーの翼神竜」の3体である。 無論、歴史に名を連ねる強力な精霊・魔物は、何もその3体だけではない。 ファラオの守護者たる「幻想の魔術師」しかり、王宮の守護神たる「エクゾディア」しかりである。 そして、純白の鱗と青き瞳を有した幻獣――「白き龍」もまた、しかり。 ――ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーッ!!! 耳をつんざく咆哮に、スバルは身を震わせる。 動けなかった。 何がそうさせるのか。思い当たる要素はいくらかあるが、それすらも動機としては不十分だった。 要するに、空気なのだ。 目の前の「それ」がまとう空気が、過去に味わったことのない根源的な恐怖となって、スバルの身に降り注いだ。 横に立つ相棒のティアナが、その場にへたり込む。 向けられたのは、圧倒的なまでの存在感と、冷徹なまでの殺意。 それら全てが恐怖という形で、彼女らの全身に満ちてゆく。 上空を見た。 「それ」と対峙するのは、管理局の2人のエース。 どんな困難にも迷うことなく立ち向かう、高町なのはとフェイト・T・ハラオウン。 だが。 震えていた。 なのはの白いバリアジャケットが。 何者にも屈せぬはずのエース・オブ・エースの身体が、今は目の前の「それ」の放つ恐怖に当てられ、ただの娘同然に震えていた。 純白の鱗と青い瞳を輝かせる、3つの頭を持った「白き龍」を前に。 この状況に至るまでの経緯を説明するには、少々時間を遡らねばなるまい。 ちょうどレイが重傷を負って倒れた直後のこととなる。 きっかけは、外を見張っていたオブライエンが、「おかしな奴がいる」と皆に報告したことだった。 深夜のデュエルアカデミアを訪れたその男は、白いコートに身を包み、頭には妙なマスクをかぶっていた。 「あ、アンタ、カイバーマンじゃないか!?」 そしてその男は、十代の知り合いだった。 (…何だかおかしな人だね…) (ツッコまないでおいてあげよう、なのは…) なのは達はこの男――カイバーマンのセンスにまるでついて行けず、奇異な視線で彼を見つめていた。 それも当然である。「正義の味方 カイバーマン」は普通の人間ではない。デュエルモンスターズの精霊だ。 「そういえば、そんなカードもあったわね…」 奇抜な格好ばかりに気を取られて、すっかり存在を失念していた明日香が呟く。 明日香のようなデュエリストでさえも存在を忘れていたのは、何もカイバーマンがただの弱小カードだからという理由ではない。 その特殊効果が原因で、デッキに組み込む者がほぼ皆無と言っていいカードだからだった。 「十代、こいつのこと知ってるのか?」 当然カイバーマンには会ったこともないヨハンが尋ねる。 「ああ、2年前にちょっとな。俺以外には、翔と万丈目が会ってる」 「サンダー!」 「やっぱり夢じゃなかったんだ」 十代以外の2人は、かつてのカイバーマンとの遭遇を夢か何かだと認識していた。 デュエルの精霊の存在、出会うまでの過程…それら全てがあまりに荒唐無稽だったためである。 「…そうだ。なぁカイバーマン、アンタがいるってことは、やっぱりここはデュエルモンスターズの世界なのか?」 「知らん。気がついたらここにいた。俺もこのような場所は覚えにない」 正義の味方などという二つ名の割には、あまりに尊大で突き放すような口調でカイバーマンが返す。 「だが、俺達精霊が実体を持てるという点では共通している」 「なんだぁ…結局分からないままかよ」 精霊の世界の住人たるカイバーマンからなら、有力な情報を得られるのではと期待していた十代だが、 それも叶わずがっくりと肩を落とす。 「…確かなことと言えば…」 だが、カイバーマンは更に言葉を重ねた。 「この地には…何やら禍々しい、妙な気配が渦巻いている。それらはどうやら、貴様らに向けられているらしい」 「ひょっとして、俺達をここに飛ばした奴…!?」 「だろうな」 そこまで言うと、カイバーマンは、そのマスク越しに十代の目を見た。 竜の頭をかたどったマスクの青い目が、じっと十代を見据える。 「遊城十代…貴様には、いかに巨大な相手が立ちはだかろうと、それに立ち向かう覚悟があるか?」 強い口調で、カイバーマンが問いかけた。 対する十代は、それまで真剣な顔つきで彼を見返していたが、ふっとその顔にいつもの強気な笑みを浮かべる。 「…もちろん! 俺は誰のデュエルだって、受けてやるさ」 「ククク…ならば、もう一度俺と戦って証明してみるか?」 カイバーマンはさぞ愉快そうに笑うと、自らの左腕にはめたデュエルディスクから、1枚のカードを引き抜いた。 その手に輝くのは、白いドラゴンの絵柄を持ったモンスターカード。 「…俺の青眼(ブルーアイズ)と」 「なっ…!?」 その場のデュエリスト達に衝撃が走った。 一方、目の前のカードが何かも知らない管理局の面々は、突然の反応についていけない。 「ヨハン君、あのカードって…?」 「そっか…なのはさん達は知らなかったな。 …あのカードは、『青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)』…世界に3枚しかない、究極のレアカードだ」 ―青眼の白龍― 攻撃力3000 防御力2500 通常モンスター この世に生まれたのは、デュエルモンスターズの創成期。 その圧倒的なパラメータは、当時の水準ではあまりに過ぎた力だった。 故に、僅かな枚数しか生産されないうちに、その生産そのものが中止されたという。 今でもこのカードを超える通常モンスターは存在していない。だが、このカードの価値はそれだけでついたものではない。 世界最大のアミューズメント企業「海馬コーポーレーション」の若社長・海馬瀬人。 決闘王・武藤遊戯の唯一無二のライバルにして、彼と共に史上最強に名を連ねるデュエリスト。 その海馬が絶対的な信頼を置く下僕こそが、青眼の白龍なのだ。 あらゆるデュエリストのあらゆるモンスターを粉砕する、最強のドラゴン。 「三幻神」のカードがエジプトの遺跡に返還された今では、まさに世界中のデュエリスト全ての至宝だった。 「…いや、やめておこう」 ふと、カイバーマンは気が変わったのか、十代に向けた視線をそらす。 その代わりに、彼の目にとまったのは――なのはだった。 「え? 私…?」 「貴様らはただの人間であるにも関わらず、デュエルモンスターズの上級モンスター並のエネルギーを発している… …特に一際優れた貴様の力、何より戦士としての戦う意志…この目で見てみたくなった」 カイバーマンはそう言うと、後方へと後ずさって距離を取る。 広く取った間合いは、戦いのステージのつもりだろうか。 「さぁ、来るがいい異世界の女! 俺と青眼にその力を見せてみろ!」 カイバーマンは高らかに喊声を上げた。 「ええと…これは、私が出ていくべき…なのかな?」 唐突な展開についていけないなのはは、困惑しながらも足を進める。 と、それを制した者があった。 「え…」 「あたしが行きます」 その者――スバルはそう言うと、バリアジャケットを展開し、カイバーマンの前に立つ。 「貴様がやるのか?」 「なのはさんを傷つけさせたりはしない。そのドラゴンとはあたしが戦う!」 リボルバーナックルの拳を硬く握り、スバルが宣言した。 彼女は怒っていたのだ。突然現れ、なのはと戦うなどと言い出した、この男に。 「ふん…まぁいいだろう。ちょうどいい前座だ」 しかしカイバーマンは、至極余裕な様子でそう言い放つ。 「ぜ…前座ぁ!?」 余興呼ばわりされたスバルは、思わずオーバーリアクションで返した。 「見せてやろう…俺の強く気高く美しき下僕の姿を!」 「あんまり嘗めてかかると痛い目見るよっ!」 「青眼の白龍、召喚ッ!」 カイバーマンがデュエルディスクに、そのカードをセットした。 力は姿を帯びる。 人間の何倍…いや、十何倍にも匹敵する巨大な身体。全身を包む白い鱗。真っすぐに標的を見据える青い瞳。 『…ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオーンッ!』 雄たけびが上がる。 最強のドラゴン・青眼の白龍が、遂に真夜中の砂漠にその姿を現した。 「出た…!」 「青眼の白龍…実物を見るのは初めてだ…!」 デュエリスト達から次々に声が上がる。そして、その登場に驚いたのは、管理局の面々も同様だった。 「すごい…」 「こんな奴までいるんだ…」 目の前の青眼の白龍が放つオーラに、なのは達は釘付けになっていた。 全身からにじみ出る、圧倒的なまでの力。神々しささえも感じられる、純白の光。 これほどまでに強く雄雄しき存在を目にしたことがなかった。 果たしてキャロのフリード…いや、ヴォルテールでさえも、これほどの存在感を持つことができるだろうか。 「うわぁ…」 今まさに、その青眼の白龍と相対するスバルでさえ、一瞬見とれるほどだった。 それだけの絶大な存在感をもって、「白き龍」はこの世に顕現したのだった。 「ククク…どうした? 見惚れていては勝負にならんぞ」 「はっ…!」 余裕を含んだカイバーマンの声に、ようやくスバルは我に返る。 そうだ。今から自分は、この竜と戦うのだ。 スバルは気持ちを切り替えると、真っ向から青眼の白龍を睨みつけた。 見れば見るほど強そうなモンスターだ。 日中に戦ったハーピィ・レディ三姉妹の攻撃力は、サイバー・ボンテージの効果も相まって2450だったが、 こちらの攻撃力はそれすらも凌駕する3000である。 加えて言えば、スバルがティアナとのコンビネーションの末にようやく撃破した3万年の白亀の守備力ですら2100だという。 攻撃力3000。その破壊力は、最早彼女には見当もつかなかった。 故に、スバルはカートリッジをロードし、魔力スフィアを形成する。 (最初っから全力でぶっ飛ばす!) 決意を込め、その拳を振りかぶった。 カイバーマンもまた、必殺技の気配を察し、青眼の白龍へと指示を出す。 「いきなり全力か…いいだろう、気に入った! 正面から迎え撃て、青眼!」 『グオオオオオオオオオオオオオッ!』 太い咆哮と共に、青眼の白龍の口元で、青白い光がスパークする。 「ディバイィィーン…バスタァァァァァァーッ!!!」 「滅びのバーストストリィィィィィィィームッ!!!」 少女とドラゴン。双方から青い光の束が、一直線に相手目掛けて放たれた。 衝突の瞬間、 「う…うそぉっ!?」 あまりにもあっけなく、スバルのディバインバスターが押し返されていった。 一瞬の膠着もなく、青眼の白龍の放つ閃光が、無情にもスバルへと迫っていく。 「うわうわうわうわうわーっ!」 冗談ではない。こうも易々と自分の最大技を押し返してくる攻撃を喰らっては、最悪命まで持っていかれるのではないか。 故にスバルは焦った。 だが、そうしたところで既に無駄なことだ。攻撃態勢のスバルは、そう簡単に回避行動を取ることはできない。 遂に滅びのバーストストリームは彼女が立つ地面を殴りつけ、凄まじい爆発を引き起こした。 人1人などあっという間に蒸発させてしまう熱量と、周囲の十代達さえも吹き飛ばさんとするほどの衝撃波。 「ス…スバルーッ!」 ティアナが絶叫する。 死んだ。 誰もがそう思った。いくら魔導師と言えど、防御魔法も展開していない状況では、この暴力的なまでの破壊の前では無力である。 「粉砕! 玉砕! 大・喝・采ッ! ワハハハハハハハハハハハハ!」 カイバーマンが勝利宣言をする。高らかに上がる笑い声は、滅びのバーストストリームの爆音の中でなお轟いていた。 やがて壮絶な破壊の後、ようやく土煙も晴れた着弾点には、案の定何も残っていなかった。 「…ん?」 しかし、それは青眼の白龍の攻撃が、スバルの身体を残らず灼き尽くしたからではない。 カイバーマンがふと上空を仰ぐと、そこには彼女を抱える黒い服の魔導師。 「…へ? フェイト…さん?」 ようやく状況を把握したスバルは、自らを救出した者の名を呼ぶ。 「大丈夫だった、スバル?」 「あ、はい…」 間一髪、ソニックムーブでスバルを助け出したフェイトは、地上に着地すると、スバルの身体を降ろす。 「スバル!」 「よかったぁ…心配しましたよ、スバルさん!」 ティアナ達が口々に声をかけながら、死んだとばかり思ったスバルの元へと駆け寄り、無事を喜ぶ。 そんなスバル達を安堵の表情で見やると、 なのはは真剣な面持ちでカイバーマンを――その頭上に浮かぶ青眼の白龍を見据え、瞬時にバリアジャケットを展開する。 「ふん…ようやくその気になったか」 カイバーマンはすっかり待ちわびた様子で言う。 なのははそれに応えることもなく、戦闘フィールドへと歩を進める。 フェイトもそれにならい、彼女のすぐ隣へと立った。 「確かに…あの威力は、もう私が相手するしかないね」 「そうみたいね」 なのはの言葉をフェイトが肯定する。 「…少し、頭冷やさせないといけないかな?」 「許可するわ。私もそうするから」 キッと最強のドラゴンを睨むと、なのははレイジングハートを、フェイトはバルディッシュを構え、同じ高さまで昇った。 「ククク…まぁいいだろう。だが、貴様ら2人がかりでは、流石の青眼もただでは済むまい… …そこで、俺はこれを使わせてもらう!」 カイバーマンが新たに引いた3枚のカード。そのうち1枚は… 「マジックカード・融合を発動!」 「まさか!?」 青眼がフィールドに立っている状態で、更にモンスターを2体追加した上での融合。 その条件から導き出される最悪の結果に、明日香は信じられないといった様子の声を上げる。 「そのまさかだ。奴のデッキは、あの海馬瀬人のデッキと同じ…つまり、奴のデッキには…」 万丈目の声と、残り2枚のカードを表へと向けるカイバーマンの動作が重なる。 「青眼の白龍が、3枚入っているんだ!」 「今こそ融合せよ、青眼!」 カイバーマンが号令した。 2枚のカードから、更に2体の青眼の白龍が飛び出し、既に出現していた1体と共に天空へと羽ばたく。 3体のドラゴンの身体が強烈な光を放ち、やがて光そのものとなり、複雑に混ざり合う。 雷鳴が鳴った。 暗雲が渦巻いた。 3つの光は1つの巨大な光となり、青眼の白龍さえも優に凌ぐ、絶対的な力の権化を降臨させる。 「強靭! 無敵! 最強!」 カイバーマンが、力をこめてその名を叫ぶ。 「これぞ我が下僕の究極なる姿…青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)!」 ――ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーッ!!! 咆哮が轟いた。 ―青眼の究極竜― 攻撃力4500 防御力3800 融合モンスター 小山のような巨体。白い鱗に青い瞳。地獄の番犬を彷彿とさせる、3つ並んだ竜の首。 これこそ、青眼の白龍の究極形態。史上最強の殺戮兵器。 最強のドラゴンたる青眼の白龍。それを3体も束ねた存在だ。であれば、その力は最早神にも等しき存在なのではないか。 究極竜は語る。 言葉ではなく、気配で。 圧倒的なまでの存在感と冷徹なまでの殺意が、強烈な恐怖の刃となって、その場の者達を容赦なく貫く。 幾多のデュエルを切り抜けてきたデュエリスト達でさえ、その迫力に、ただただ打ち震えていた。 目の前の青眼の究極竜は、紛れも無い本物。 ソリッドビジョンなどでは到底伝わらない、本物の存在感が、デュエリスト達の身を震わせる。 そして、それを眼前で見せ付けられたなのは達の心境は、いかなるものであっただろうか。 恐怖。 今までのありとあらゆる戦場でも経験してこなかった、圧倒的なまでの恐怖。 自分の腕には自信があるはずだった。 しかし、このドラゴンの前では、それにいかほどの意味があるだろう。 防御魔法は障子程度の壁にしかなるまい。通常の魔力弾など豆鉄砲ほどの価値もない。 ありとあらゆるものを蹴散らす、暴力的な力。 エース・オブ・エースの身体が、小刻みに震えていた。 単発総合目次へ 遊戯王系目次へ TOPページへ